【2023年最新版】現役配信者が選ぶおすすめ配信マイク。コンデンサーVSダイナミックマイクも解説!

  

ゲーム実況などの配信やyoutube動画収録、ZOOM会議など、PCマイクに対する需要は近年増すばかりです。
しかしながら、「マイク」と言っても数が多く、どれがいいのか?わかりにくいですよね。
値段も決して安くはないので、マイク選びには失敗したくないところです。

私自身、買い替えを繰り返して、現在マイクを複数本所持しております。
結論で言えば最初から今使っているものを選べばよかったと思ってはいますが、実際使用してみないと本当に「足りない部分」というのは見えてこないものです。

なので、今回は配信マイクを購入するにあたっての「選び方」とおすすめ商品を紹介していきたいと思います。

読むのがめんどくさい!という人向けにQ&Aも作りましたので、当てはまるものがあれば読み飛ばしてOKです。

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Q&A

Q.にじ○んじやホ○ライブのプロライバーの様な質のいい声で配信したい!
A.コンデンサーマイク+オーディオインターフェイス
Q.ZOOMなどの会議で使いたい。
A.コンデンサーマイク。音質にこだわりがないならダイナミックマイク
Q. ライブや講演で使いたい!
A.ダイナミックマイク
Q. 金がない。とにかく安いやつで頼む。
A.ダイナミックマイク

マイクの種類

PCマイクには大きく分けて「コンデンサーマイク」と「ダイナミックマイク」の2種類があります。

コンデンサーマイク

・価格は高め
高音質
・ファンタム電源が必要(一部除く)
オーディオインターフェイスが別で必要(一部除く)
・耐久性は低いので、取り扱いや保管には注意が必要
・高感度であるため、ノイズも入りやすい(ポップガード等で対策)

プロがレコーディングで使うのはこちらです。
ファンタム電源に接続する都合上、オーディオインターフェイスを別途用意する必要があるため、費用は嵩むことから一見デメリットにも思えるのですが、本格的な配信を考えている方であれば、むしろこちらの方が良いのです。

オーディオインターフェイス

オーディオインターフェイスを使用することによるメリット

音質の強化
・オーディオインターフェイスを使用用途(配信、レコーディング等)に合わせて選ぶことができる。
・配信で簡単にエコーなどエフェクトをかけることができ、各種音量調整が非常に緻密かつ便利です。
・特に歌ってみた収録などのレコーディングでは、レイテンシの関係で必須と言えます。

実体験ですが、USB接続のマイクで収録したところ、収録音が自分のヘッドホンに帰ってくるまでの遅延がひどく(やまびこをイメージしてください)、収録したものはお蔵入りしました。

オーディオインターフェイスを使うメリットは簡単に挙げるだけでもこれだけあります。
すごく簡単に言うと、作業を1~2段階グレードアップできると思ってください。
もちろんオーディオインターフェイスは大体1万~2万しますので、配信やレコーディングをしたいが、あくまで趣味でいい、という方は、後述のHyperX QuadCastがおススメです。

オーディオインターフェイスといえば「AG03」と言っていいほどの名機であり、大人気商品です。

有名配信者の方々も愛用しており、プロの現場でも活躍できる一品です。

私自身も長年愛用しており、これ一台あれば配信からレコーディングまで対応できます。

現在はその後継機であるAG03MK2も発売されており、そちらがおすすめです。

オーディオインターフェイスについては下記の記事で詳しく紹介しております!

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ダイナミックマイク

・比較的安価
頑丈なので、そこまで保管に気を使わなくてよい
・接続はマイク端子
・ON/OFFスイッチが手元にあるなど、一般的なイメージのマイクはこちら

上記の特徴からも分かる通り、とにかく気軽に活動を始めることができます。
安いものでも、初心者の入門編としては十分です。
野外ライブなどは、むしろこちらの方がいいでしょう。

以上を踏まえて、コンデンサーマイクの中でも特におすすめ商品を紹介していきます。

コンデンサーマイク(USB接続)

USB接続のモデルは、基本的には音質面、機能面でオーディオインターフェイスを使用するXLR接続モデルに劣る一方で、オーディオインターフェイスを使わないので初期費用が抑えられる、簡単に使えるというメリットもあります。USB接続でも高音質のものをご紹介します。

HyperX QuadCast

USB接続でオーディオインターフェイス不要(というか使えない)
高音質(USB接続なのにスゴイ!)
・コンデンサーマイクの中では性能に対して価格が割安(コスパ◎)
・ミュートON/OFFがタッチ操作&ライトがつくので分かりやすい
・指向性をステレオ、無指向、カーディオイド、双方向の4パターン選べる
・ゲイン制御も本体底部のダイヤルで操作可能
・ポップフィルターが内臓されている

数あるコンデンサーマイクの中でも非常に人気のある商品です。

  • 一番気になるのは音質かと思います。
    ですが、「USB接続だから音質には期待できないだろう」と思いきや、そんなことはありません。むしろUSB接続のマイクでこの音質を出せるのかと驚きました。
  • 価格面ですが、ピンキリとはいえ2万越えの商品が当然のコンデンサーマイクの中で、このマイクは¥16,000円前後で購入することができ、機能面を考慮すると、「ありえないレベル」でコスパに優れています。
    この価格でこのレベルのコンデンサーマイクを手に入れることができるのは、本当に嬉しいことです。
  • 配信者になると誰でも思うのですが、ミュートのON/OFFがタッチ操作でできるのは、かなりありがたいのです。なにより、ライトでミュート状態が一目でわかるのが最高なのです。一度これになれると他に乗り換えたとき、かな~り不便さを感じます。
  • 指向性(音を拾う向き)を4パターン選ぶことができ、配信や多人数オフコラボ、会議、対談、とにかく全方向の音が欲しい!など、考えうる限り全ての状況下の収録に対応しています。
    操作性も優れており、本体背面のツマミですぐに切り替えられます。
    「ゲーム配信がメインだけど、オフコラボもしたいな・・。」
    「ZOOMで自分の声だけ収録したいけど、たまに会議でも使いたいな」
    など、これ一つで様々な状況に対応できます。
  • オーディオインターフェイスを使う必要がないので、余計な費用を抑えて配信活動を行うことができます。
    オーディオインターフェイスでするような操作(ゲインの調節、ミュート操作)等、本体で簡単にできるようになっているのも◎。

デメリットも話しておきます。
ズバリ、オーディオインターフェイスを使えないこと、です。
「え!?費用を抑えられるからいいんじゃないの??」と思われるかもしれませんし、前述のとおり間違えではないのです。
しかし、オーディオインターフェイスは配信や歌ってみたなど各種レコーディング収録において最重要機材です。
これが使えないということは、オーディオインターフェイスの強みを全て使えないということでもあります。
例えば・・

・ボリュームの調整を細かくしたい
・音質にこだわりたい
・歌ってみた、ギターなど弾き語りもしたい

特に、歌ってみた等のレコーディングは致命的です。
私自身、一度HyperX QuadCastで収録しましたが、音質面や遅延の関係でお蔵入りとなりました。
ちなみにこの問題は後述のAT4040でオーディオインターフェイスを使用することで劇的に改善されました。
もし、配信だけでなく、歌ってみたなどレコーディングを考えている方は、AT4040のようなファンタム電源接続の商品を強くお勧めします。
中には「HyperX QuadCastでも収録できるゾ!」という方もいるかと思いますが、実体験としてはレコーディングではオーディオインターフェイスが必須かと思います。

ただ、ゲーム実況や雑談配信などをメインに考えている場合、本当に非の打ち所がない商品です。

類似品にHyperX QuadCast Sがありますが、これとHyperX QuadCastとの違いは、ライティングの差のみです。
HyperX QuadCastは赤色にしか点灯しませんが、HyperX QuadCast SはゲーミングキーボードのようにRGBライティングと様々な効果設定ができます。

当然HyperX QuadCast Sの方が数千円高いです。
ライティングにどれだけの意義を見出すかは完全に好みの問題なので、お好きな方をチョイスすればいいのかなと思います。

ロジクール G Blue Yeti X BM600X

・USB接続でオーディオインターフェイス不要

・高音質

・指向性を4パターンから選べる

・インジケーターメータが便利

プロのストリーマーも使用している人気モデル。
エフェクト(ノイズリダクション、ディエッサー、リミッター等)が調整できたり、マイクテスト機能があったりと、かなり配信者にフォーカスされた商品です。特にインジケーターメーターで声量を目視で確認できるのも便利。
個人的におすすめなのはボーカルエフェクトがかけられる専用のソフトウェア。実際に配信で使うエフェクトが揃っており、配信者的にもありがたいポイントです。

コンデンサーマイク(XLR接続)

AT4040 audio-technica

多くのプロに愛用される、最終兵器。

・ファンタム電源接続
超高音質
・高感度であるがために、ノイズも拾いやすい
ローカットフィルタースイッチである程度は軽減できる
・指向性は単一指向性のみ
・価格は3万円台
  • ファンタム電源接続でオーディオインターフェイスの強みを遺憾なく発揮することができるため、音質やカスタマイズ面など、できることが格段に多い。
    これ以上の音質を求める場合、かなりマニアックな領域に踏み入ることになり、価格もとんでもないことになっていきます。
    一般的な耳を持つ一般人には、はっきりいって不要です。というかこの商品自体がプロ御用達なので、そこらへんも踏まえて、これ以上は考える必要もないのかなと。。
    機能面と価格面を考慮して、これがコンデンサーマイクの最上級と思っておいてOKです。
  • 高感度で自然に音を再現してくれるのですが、その反面、環境音やノイズを拾いやすいです。
    ローカットフィルター機能があるので、ある程度は軽減できるものの、完全には除去できません。
    高性能であるが故の悩みですが、ここらへんは周辺商品で対処できます。
    ノイズ軽減商品
  • 指向性は単一指向性のみですが、これで構いません。
    なぜなら、全方向や双方向で使うような会議や対談の場面の録音にそこまでの音質は必要ないからです。
    高音質な収録が必要となるのは配信、そして特にレコーディングの時です。そのときに使用するのは周囲の余計な雑音を拾わない単一指向性です。
    HyperX QuadCastが指向性を4パターン切り替えられるのを話しましたので、単一指向性だけなのが不安に思うかもしれませんが、大多数の人はこれしか使いません。
    確かに汎用性という観点から言えばHyperX QuadCastに軍配が上がりますが、配信とレコーディングに関してはAT4040が優れています。
  • 価格は3万円台ですので、HyperX QuadCastのおよそ2倍です。
    私はオーディオインターフェイスを使う必要性が出たのでAT4040を買い足しましたが、やはり値段に抵抗があるという方もいるかと思います。

 その場合は、AT4040をグレードダウンし、AT2020をおすすめします。

AT2020  audio-technica

・1万前後で購入できる
・USBモデルとXLRモデル(ファンタム電源)があるので注意。

よく聞くのが「AT4040ではオーバースペックだ!」という声です。
実際、趣味レベルのゲーム実況や雑談等の配信だけならば、AT2020で十分です。
レコーディングをはじめとした宅録の品質によりこだわるならAT4040一択ですが、そこそこの品質でよいのであればAT2020は十分アリです。

USBモデルとXLRモデル(ファンタム電源)があるので注意です。
USBモデルを買うぐらいならHyperX QuadCastを推します。

ロジクール G Blue

・音質に定評あり

・ライブ配信から歌収録まで

・3種のラインナップ

・見た目がかなりオシャレ

とにかく音質に定評があり、配信者からも支持を集める人気モデル。デザインが独特なので、単なる映え狙いかと思いきや、かなりの実力者。3種のラインナップが用意されており、自分の声の活かしたい部分によって選ぶことができるのも◎。

価格は決して安くはないものの、壊れやすいコンデンサーマイクで2年間の保証が付いているのも何気に推せるポイントです。

RODE NT1-A

・弾き語り配信のお供に!

・ショックマウント、ポップフィルター、マイクケーブル付属

名ブランドRODEから発売され、多くの方から愛される名機種。通常の配信にも当然使えますが、楽器の演奏など、弾き語り配信や収録をされる方におすすめしたいです。ショックマウント、ポップフィルター、マイクケーブルが全て付属されていることを考えればコスパも◎。

比較

AT2020 Vs HyperX QuadCast

オーディオインターフェイスを使った加工を配信に組み入れたい、細かい音量調整をしたいなどあれば、AT2020。
オーディオインターフェイスなしで気軽に、かつミュートがわかりやすいライティング機能を重視するならHyperX QuadCast。
一長一短なところもあり、どちらが絶対にいい!とは言えませんが、コスパだけで考えるならばHyperX QuadCastがおススメです。

AT4040 Vs AT2020

プロと遜色ない配信をしたい!
レコーディングを本格的にしたい!
こういう方はAT4040を。

そこそこの品質でいいという方はAT2020のXLRをおすすめします。
ただ、AT2020にはAT4040に標準で付属するショックマウントが付いていません。格段に安い分仕方ないですが、一応。

 

結論:AT4040ならば間違いない

一般的に手が届く価格帯で、宅録マイクの最高峰だと思います。
ちなみにAT4040の上位機種は7万とか普通にします・・。無理です。

改めてAT4040でできることをまとめます。
・配信
・歌ってみた等のレコーディング
これをプロレベルで行うことができます。

何でも高品質でやりたいという方は、さして迷うことなくAT4040を買っておけばいいのかなと思います。
特に配信活動を仕事にする人には、少し背伸びしてでも手に入れたいところです。

私はAT4040にたどり着くまでにダイナミックマイクを含めると宅録用に10以上のマイクを使用してきましたが、今にして思えば最初からAT4040一つで良かったなと思ってしまいます。
なぜなら10本以上買ったマイクでできることを全てこれ一つで、高いレベルでこなすことができたからです。

こういったことも含めて経験なので後悔はしていませんが、この記事の読者の皆さんには少しでも参考にしていただければ幸いです!

自分がしたいこと、それに対してどれだけのクオリティを求めるかを考えて、是非とも後悔のないマイクを選んでください!

ノイズ軽減商品

ポップガード

パ行などの破裂音がノイズになりやすく(ポップノイズ)、比較的発生しやすいですが、ポップガードを使用することで大幅に軽減することができます。

GRANPRO ポップガード

・付けっぱなしでいいので、位置調整の必要がなく楽
・安い
・性能面でも問題なし

STEDMAN PROSCREEN101 メタルポップガード

・高い
・メタル製
・最高レベルの軽減が可能

値段は高いんですが、それでも手に入れたいと思える素晴らしい商品です。
そもそもポップガードはメタル製の方がクリアに収録することができ、布製の商品よりも優れていると言われます。
そのメタル製の中でも、確かな効果を感じることができる本商品は、間違いなくおすすめです。

ポップノイズへのベストアンサーだと思います。

オーディオテクニカ AT8175 20シリーズ専用 ポップフィルター

AT20 シリーズ専用ではありますが、Audio Technicaから純正品ポップガードが発売されました。

絶大な効果に対して価格がかなり抑えられており、AT2020を購入予定の方はコスパ的にこちらをおすすめします。

リフレクションフィルター

Aokeo マイク分離シールド リフレクションフィルター

歌ってみたのレコーディングを考えている人は部屋鳴りを抑えるリフレクションフィルターの導入も検討してください。
配信のみなら不要ですが一応紹介しておきます。

マイクアーム

配信中にマイクを持つことはできないので、口元にマイクを固定するためにマイクアームを用意する必要があります。

コチラに関しては別途下記の記事にて紹介させていただきましたので、参考にしてください!

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