長年、ロジクール製のG502を愛用していたのですが、様々な場面で
「コードが鬱陶しいなぁ・・・」と思うことも多くなり、
【ワイヤレス】+【多ボタン】+【充電性能〇】な商品を探していたわけです。
しかしながら、この三点を満たす商品というのは意外となく、若干のストレスを感じながらも、マウスバンジーを駆使しながら使用していました。
ちなみにG502にはワイヤレス版も販売されていますが、
・管理ソフトウェアの出来が悪い
・充電性能△(楽に充電するためには1万円以上の充電パッドを別途購入する必要あり)
ということもあり、購入は躊躇していました。
そんな中、【ワイヤレス】+【多ボタン】+【充電性能〇】のワイヤレスゲーミングマウス『Razer Basilisk Ultimate』が発売されたので、詳しくレビューしていきたいと思います。
Basilisk Ultimateについて
特徴をまとめるとこんな感じ
・カスタマイズできるのは(11ボタン+10ボタン)×5!?
・1度の充電で最大100時間の連続稼働
・マウス充電ドック付属
・独自のマルチファンクションパドル
・ホイール荷重が変更可能
カスタマイズできるのは(11ボタン+10ボタン)×5!?
フラグシップモデルであるRazer DeathAdder Eliteが7ボタン、ハイエンドモデルのRazer Viper Ultimateが8ボタンであることからも、Basilisk Ultimateの11ボタンはインパクトありますね。
公式では「左右のクリック部分、クラッチボタンを含めた左側の3ボタン、クラッチ機能を搭載したホイール部の3ボタン、マウス中央部の2ボタン、マウス底面のボタンの計11のボタンを自由にカスタマイズできます。」とのこと。
(厳密にいうと、ホイールのスクロール上下も併せて13ボタンでカスタマイズできたりしますが、ここでは割愛。)
しかも、Razer HyperShiftシステムにより、任意のキーを HyperShift キーとして設定すれば、長押しすることですべてのキーで二次機能を発動することができます。
簡単に言うと、カスタマイズの幅がほぼ倍になります(正確には1ボタンはHyperShift キーに割り当てるので、カスタマイズできるのは11ボタン+10ボタン)
こいつがかなり使い勝手がよく、今までできなかった操作、わざわざプロファイルを切り替えていた手順が必要なくなり、
結果、作業効率は爆上がりしました。
他のRazer製のゲーミングマウスなら使える機能ではありますが、ボタン数の多いBasilisk Ultimateだからこそ最大限に活きる機能でもあります。
更に、プロファイルの切り替えも当然割り当てられるので、razer synapseで設定すれば、いくらでもカスタマイズは可能。
マウス内臓メモリとしては5つ分記録できます。
内臓分だけで考えても、およそ5倍のボタンがカスタマイズできることになります。(厳密にはプロファイルの切り替えボタンは省きますので少し違いますがネ!)
結論、Razer HyperShiftとプロファイルの切替を駆使すれば、カスタマイズの幅は11ボタンどころではないということです。
1度の充電で最大100時間の連続稼働&充電ドックも付属
これは、ゲーミングマウスでは長い方ですね。もっと頻繁に充電しなければならないのが普通なので、ここも◎。
さらにはかなりオシャレな充電ドックも付属してくれるので、寝る前などにマウスをドックに置いておけばそれだけで充電されます。
この『置くだけ』というのがポイントで、よくある『充電ケーブルに挿して充電する』方法だと、コードを抜いたり挿したりする作業が案外面倒だったりするんですよね。
スマートフォンの充電を想像すればわかりやすいかも。。
その点、このマウスは『置くだけ』で充電できるポイントは非常に高い。しかもデフォルトで付属してくれるのが素晴らしいの一言。
ロジクールを例に挙げると、ワイヤレスで充電したくれる専用の充電マウスパッド【Logicool G ゲーミングマウスパット G-PMP-001】があるんですが、こいつは別売りで17,000円ほどします。
よりストレスフリーな環境を求めるならば、こいつもアリではあるんですが、お財布と相談にはなりますね。
そういった面からみると、Basilisk Ultimateは充電ドッグ付属ですので、コスパ最高と言えるでしょう。
付け加えておくと、この充電ドックの内部にUSB ワイヤレスドングルを接続できるので、PC側のポートを無駄に消費することもありません。
こういう痒い所に手が届くのは、ユーザー志向のRazerだからこそできる商品づくりだなぁと、軽く感動しました。
独自のマルチファンクションパドル
これはいいモノだ。男心、ゲーマー心をくすぐりまくりですな。
勿論、ロマン志向のものではなく、実用性に基づいたものなので、そこはご安心を。
普通のボタンとは違いますが、何の違和感もなく、むしろクリック感はこちらの方が好きかもしれません。
私はここにHyperShiftキーを割り当てて使用しております。
これからのRazerマウスのデフォルトになってくれたらいいなと思います。
ホイール荷重が変更可能
何気に面白い機能だと思いました。
マウスホイールを重くすることも、スイーッと軽くすることも、マウス裏のダイヤルを操作するだけで簡単に変更できます。
このBasilisk Ultimateを使用する中で、「マウスのホイールの重さが気に入らない」ということはあり得ないでしょう。
自分の好みに合わせて無段階に調節できます。
内容物一覧
①マウス本体
②充電ドック←底面に滑り止めがついている Good!
③充電USBケーブル
④マルチファンクションパドル
⑤USB ワイヤレスドングル
⑥説明書
実際に使ってみた感想
マウスに求められる要素を余すことなく詰め込んだ、理想的な商品です。
有線と違いコードに動きを制限されることもなく、ワイヤレスにありがちな遅延も特段感じられませんでした。
- 電池持ちも良く、充電ドックに置くだけで充電できる点も利便性が高い。
- ボタン数も多く、カスタマイズ性も高いため、ゲームに限らずどんな用途にも活躍できるスペック。
- 設定ソフトウェアであるRazer Synapseは直感的で使いやすく、やろうと思えばかなり細かくマクロ設定もできる。
- Razerはサポートも手厚く、もし商品に不具合があっても安心できる。
一般的なマウスに比べて値段は高いですが、その値段に納得できる、お値段以上の素晴らしい出来でした。
今持っているマウスに物足りなさを感じている方、より高スペックのマウスを探されている方には、特におススメできる商品です。