最近読む漫画ないな。
そんな風に思ったことはありませんか?
私はマンガが昔から好きなので、ニュースで取り上げられるような作品は当然として、それ以外にもたくさん、いわゆるマイナーマンガも読んでいます。
そうやっていろんな作品を読み漁っていると、ある段階で、「もう読むものないな・・。」と、なんとなく寂しい感じになったりしました。
その時に調べるのが、「昔のマンガ」です。
そもそもマンガなんてものは、かの手塚治虫(マンガの神様)から令和の現代まで、途切れることなく毎週毎月大量の作品が生まれ続けているジャンルであって、それを網羅するのは、金銭的にも時間的にも難しいですよね。
でも逆に言えば、「もう読むものないな・・」なんて言ったところで知らないだけ、出会えていないだけ!なんです。
ならば、この令和に連載されているヒットマンガと比べて、質が落ちるかというと、全くそんなことはありません。
むしろこんなクオリティのものがあったのか!と毎度新鮮です。
何より嬉しいのが「完結済なのでスッキリすること」。
どんなに面白くても、連載中のものはライブ感があるのでそれは一つのエンタメとして楽しめますが、続きが読みたーい!とならずに済むのは個人的には助かります。
過去の作品はそういったことは考えなくてよいわけです。
なので今回は、そういった過去の名作たちを紹介していこうと思います。
完結済の過去の名作マンガ
GUNSLINGER GIRLガンスリンガーガール 全15巻
タイトル名ぐらいは耳にしたことがあるかもしれません。
表紙が美少女であったり、タイトルから「萌え系」と思う人が一定数いるらしいですが、内容は真逆。どシリアスですのでご注意を。
どれぐらいシリアスかというと、今もう一度アニメ化したらいろんなところから苦情が殺到するレベルです。
地上波で流せるかも疑問です。
ネタバレは極力したくないので、簡単に内容を表すなら「様々な事情で改造を施された少女たちの戦いを描いた作品」です。
読み終わった後の読了感は、凄まじいものがあります。
私の感想としては一言、「芸術」だとおもいました。
全15巻と、多すぎず少なすぎない巻数にまとめられており、早い人なら一日で読めるんじゃないでしょうか。
この名作が、少しでも多くの方の目に留まることを祈っています。
虹色とうがらし 全11巻
これは超が付く名作にもかかわらず、認知度が低い作品です。
作者は「タッチ」、「H2」でおなじみのあだち充先生。
野球漫画ではなく、なんとSF時代物です。
野球のボール一つも出てこないあだちマンガですが、タッチに負けず劣らず面白くて、初めて読んだとき驚いた記憶があります。
タイトルの「虹色」のとおり、兄弟姉妹が7人登場するのですが、それぞれキャラが立っていて、最後まで読んでいてあきませんでした。
私の周りにこの名作を知っている人間は一人もいませんでした・・。
※というかこの記事を書くにあたって調べたら、今年の夏に舞台化するみたいですね。
この記事を読んで、名作たちが少しでも広まってくれたらと思います。